【講演報告】at GPジョブトレ
5月25日に株式会社ゼネラルパートナーズ様が運営しているat GPジョブトレお茶の水にて、5月24日の世界統合失調症デーに合わせて講演会並びに座談会が開催され、私小川も登壇させていただきました。
イベントの第1部では講演形式の登壇者、第2部では座談会のファシリテーターをお引き受けしました。
前半第1部は、at GPジョブトレが就労移行支援事業所であるということで、私が当事者視点で、現在の勤務先に就職する経緯や普段の勤務において念頭に置き心がけていることなどをお話させていただきました。
今回お話させていただいたことの中で最も伝えたかったのは、「自分の頭で考える」ことの大切さでした。自己分析なども含め、就職活動におきましては自分自身と向き合う機会は非常に多いですし、重要なこととなります。
自分自身を知ることをメタ認知と言われますが、そのために有用な方法や就職前に知るべきこと、就職後により深く考えるべきことをお話しさせていただきました。
質疑応答につきましても、たくさんのご質問をいただき、とても有意義な時間を過ごすことができたと感じております。
後半第2部では、会場参加の方々と、テーマに沿って話し合う座談会を行いました。
シルバーリボンジャパンの活動はメンタルヘルスについての啓発が主たるものとなり、日頃の活動を通じて感じていることを踏まえ、以下のようにテーマを設定しました。
「もともとなんらかの理由で関心のある方には活動が伝わりやすいが、精神疾患について身近ではない方に関心を持っていただくのにはどうしたらよいか?」
職員の方にも意見を求めつつ、当事者の方を中心に意見交換を行いました。
「精神疾患は意外と身近にあるということを、数字を用いて伝える(うつ病の罹患者は50人に1人、統合失調症は100人に1人など)」
「当事者の方一人ひとりが社会で活躍する姿を見せることが、一番のアピールにつながる」
「グッズ開発に力を入れる(エコバッグ、日記を通じて自分と向き合えるようなハンドブックなど)」
ほかにもたくさんのご意見をいただき、とても励みになりました。
今回のイベントは長丁場ではございましたが、最後まで参加された皆様が真剣に向き合って下さり、大変感謝しております。
また、つたないファシリテーターでありましたが、今後に向けてさらに精進していきたいと思いました。
この度お世話になりましたゼネラルパートナーズの関係者の皆様には、改めて心より厚く御礼申し上げます。(小川)